Vol.15 毒出し

あまりネガティブな事が含まれる内容は発信したくないんだけど、今回はポジティブに転化するためにあえて毒だしします。
最近一番ショッキングな出来事ですが、松本のクラブとファッションカルチャーにおいて重要な役割をはたしていたお店が閉店してしてしまうことになりました。
地方の様々なカルチャーシーンにはキーになる人物が必ずいます。
そのシーンを引っ張っていってくれる人がいて成り立っているカルチャーがあります。
当たり前のようにあるそのシーンは一部の人がものすごくがんばっているから成立しているものばかりです。
ここ10年くらいの社会的変化のなかで、従来のカルチャー、主に音楽、ファッションなどの分野の衰退を感じています。
携帯やファストカルチャーなど、気軽に手にはいるものに押され、こだわってやる事が大衆的には評価されにくくなっているようになっている気がしますし、それに伴ってキーになる人たちの疲弊がみられるようになっています。
シーンを作り上げていくには莫大な努力と苦労がいります。もちろんそれを苦労とや努力とおもわないからこそやっていけているんですが、やってもやっても成果が上がらなく先が見えない状態が続くと精神的にダメージをうけます。
本来大好きで人生の中でライフワークとして捉えているものが負担や重荷と感じてしまうようになります。
最近いろんなカルチャーの人と話をする機会を増やしているのでどのシーンでも同じような悩みを慢性的にかかえているようです。
この問題を打破する特効薬みたいなものは多分ないとおもいますが、それぞれのキーになる人たちを有機的につなげていければ、突破口になるのではとおもっています。
そんな役割を自分がすべく今年は新しい展開をしていきます。
当たり前にあるシーンがある日突然なくならないように、みんなで支えていきましょう。
いいと思うものにはしっかりお金と時間を使いましょう。

Vol.15 毒出し 2023.7.7

Vol.16 近況報告

とりあえず生きてます!
と言ってもこの記事が人々に届く頃には死んでることも十分ありえるくらい困窮してるけどね。クラウドファンディングや補助金でなんとか乗り切ったかと思うとまた次の波が襲ってくる。頑張っても頑張ってもその度に心を折られる。このストレスは半端じゃなかった。救ってくれたのはみんなの愛、家族の愛、自分の愛。小手先だけの対応ではとても生き残れなかった。愛のもたらした役割はとてつもなく大きかった。
コロナ禍始まって誰もがうちは真っ先に倒れると思ったことだろうね。でもしぶといんです俺、たくさんの愛を受けているのでこんなことくらいでは負けられないんです。むしろピンチはチャンスとばかりに無謀にも攻めの一手を打ち出しました。だいたいこんな壊滅的なダメージ食らったら、コロナ禍が収束したって借りを返せないし、衰退してしまったシーンを元に戻すことなんてできるわけないよね。そう、ここは攻めの姿勢で新しいこと仕掛けます。
松本駅前花時計公園横に”壱山宿場”って場をつくりました。ここはいろんな場を作り出す場所、色々な人が集まって繋がる場所、情報を集め必要な人に届ける場所、媒体の本来の意味”人、物、事を繋げる存在”としてのメディアの役割を果たす拠点になる場所。
何をするかというと、シンプルに身近な課題の解決。コロナだの戦争だの異常気象だの予想を超えることが当たり前に起こるようになった今、一人で戦ってても太刀打ちできないので同じ課題を持つ人集まってそれぞれのいいところ出し合って解決していく仕組みを作る。まあ何言ってんのかよくわからないだろうから、これからそこから起こることに注目だけはしといてね。そしてなんかちょっとでもひっかかることがあったら足を運んでみてちょうだい。
さて、ここから失われた3年を取り戻そう。そのために必要なのは”愛”全ての愛情を注いで取り組もう。全てを救ってくれるのは最終的に愛です。

Vol.16 近況報告 2023.7.6

Vol.17

前回原稿書いている時はかなり追い詰められていて、事業を続けられるか、本当に厳しい状況だった。
この原稿書けてるってことはなんとかなったってことかなw
今回は、この間に経験したことを一つ書き綴ります。
自分の中ではかなり打たれ強いし、今まで相当の逆境を乗り越えて来て、ちょっとやそっとではやられない自信があったけれど、今回は自分ではコントロールできないほど精神的な問題で体が絶不調になった。とにかく不安感しかなく、夜寝ても2時間くらいで悪夢を見て飛び起きる。地雷を踏んだ的な夢で、これをやると死んでしまうってことをやってしまってこれでもう死ぬんだって感覚に襲われる。これがまた夢の中ではリアルなんで、何回も死ぬ前の気持ちを体験したw
で、不安を感じて胸がドキドキしたまま眠れないという日々を過ごし、その間に弟が心筋梗塞で倒れたり、知人が死んだりと、なかなかの不幸が続いて、ついにギブアップ。心療内科のお世話になり、無事、鬱病の診断をくだされましたwその結果、絶対に嫌だと思っていた抗うつ剤の服用を始めることに。
どうなることかたと思ったが、まぁ物の見事に次の日から不安感による動悸もなくなり、夜も悪夢を見なくなった。なるほどこれが薬の力かと感じつつ、副作用はどうなんだと思ったけど、最初のうちは、感じるほどの副作用は見られなく、本当に快適な日々が送れるようになった。が、一週間ほど経って薬の量をふやしたら、朝がとても眠くて起きられなくなった。頭では起きなきゃと思っても、体が眠くて起きられない、と言っても具合が悪いのではなく、春眠暁を覚えずの時のような気持ち良さで起きれないという不思議体験。だけど、起きてからはとても気分が良く物事をとてもポジティブに捉えられるようになって来た。むしろ不安に感じなくてはいけない場面でも不安を感じなくなって、周りから最近声のトーンが高くなったねと言われるようになった。

ん、これはまさしく、薬による躁状態が作り出された結果だよねw
そんな感じで一週間ほど経ったらさすがに何か体が不調になってきて、後頭部が重く、前とは違う種類の動悸がするようになり、朝が極端に辛くなり、トレーニングをするとめまい画するようになって来たので、さすがに、薬の量を減らしてもらった。それによりなんとなく不安感も感じつつも明るくと、まぁいいバランスには落ち着くことができるようになった。暖かくなって来て経営的にも苦しいながらも先が見え始めて来たので、だんだん減らして言って薬に頼らないようにはしていきます。
今回の体験で得た教訓は”自分自身はそんなに強くないと自覚し、頼れるものには頼る、でも、それに依存してばかりいると、そこから抜け出せなくなるので、頼っている間に時間と手間をかけ、問題を根本から解決すべき”というごく当たり前だけどなかなか実践するのはむずかしいことでした。
みんな無理せず人やものに頼っていいから時間と手間かけて生きて生きましょう!

Vol.17 2023.7.6

Vol.5パイ投げ大会やりたい人募集!

松本駅前に店を出して、早5年。初年度から東北大震災による打撃をうけるなど、波乱晩鐘の5年だったけど、ようやく事業として落ち着いてきた今日この頃。
ここまでは、あの大所帯を維持するだけで精一杯、当初考えてやろうとしたことの3割もやってこれなかったかな。
ということで、いろいろ一段落した今、初心にもどってやりたい事をやって行こうと思っています。
やりたかったことって何だろうって考えると、とにかく面白いスペースを造ること。
一番得意な音楽、サウンドを中心として、そこに行けばなにか面白い事が待っている。いろんなカルチャーが入り交じって、面白い人達が集まってくる。情報の発信場所。そんな場所にすべく、いろいろ仕掛けていきます。ついては、協力してくれる人大募集!協力っていうより、一緒に楽しいこと造ってくれる人達かな。
”あんな事やりたい、実現したらいいな”みたいなアイディア、それを一緒に企画してくれる人、オーガナイズしてくれる人、イベント運営に参加してくれるスタッフ。とにかく面白い事考えている人大募集です。
一人では実現困難かなって思えることでも、一緒にやれば、実現可能にする場所、ノウハウ、人脈は用意できます。
とにかく面白い内容で、人が集まれば、お金を産むことはこちらで考えます。
GNU、GNU2nd、Mole Hall という場所はまだまだ面白くなる可能性を秘めているので、是非有効利用してもらいたいとおもいます。
参加希望の人は、直接でもいいし、SNSを通じて、もしくはモールホールHPから問い合わせフォームで連絡ください。

Vol.5パイ投げ大会やりたい人募集! 2019.4.11

さてさて、ちまたでは高校の文化祭シーズンになっております。
最近の松本の文化祭事情ですが、テーマソングを生徒達が作って、レコーディングして、CD制作、ライブでも演奏という流れがおこっています。
10年くらい前では考えられないことだよね、Jungleで手軽にレコーディング出来るようになったのも、この動きに少しは貢献できているのかな。各校やり方もいろいろで、蟻ヶ崎では、3バンドがそれぞれの曲を作ってレコーディング、出来上がったCDを販売するというのがここ何年かつづいています。
深志高校はうち(stJunge)でDRだけ録音して、後は自分たちでPCで録音、TDをするというのが伝統になりつつあります。
印象深いのは、あがたの何年か前のテーマソング、THE NAMPABOYS のさとりが、ひとりでDR、B、G、Voをこなして作り上げた作品。
SOUND CLOUD—>>> https://t.co/E5Ylgjaie3
無茶苦茶レベルがたかかったね。高校生のオリジナル思考がつよくなっているのは、とてもうれしいことだね。
そんなことで、この時期文化祭のPAと、テーマソングのレコーディングで、目の回る毎日をすごしています。

Vol.3 文化祭シーズン真っ盛り 2019.4.10

いや~あついね~、信州の夏ってこんなにあつかったっけ。まあ暑さにはつよいので、さむいよりは問題ないけどね。
1年で一番いそがしい週末をのりきって締め切りぎりぎりでかいております。
さてさて、最近ストリーミングでの定額聴き放題サービスがぞくぞく登場してるよね。
かくゆう私も某Aミュージックを試用はじめてみたけど、こりゃすごい。
僕らのような音楽ヘビーユーザーは、金さえありゃ月に20枚くらい買いたいとおもってるのに、月々1000円くらいで聴き放題って超魅力的。おまけに、お勧めのプレイリストやラジオまで、わざわざ探しにいかなくても耳に入ってくる。自分の好みに合わせたお勧めも探して来てくれるし、ストリーミングだけじゃなく自分の手元にも残しておける。
リスナーとしては天国のようなシステムなんだけど、はたして、これ、ミュージシャンにとってはどうなんだ?ちゃんとお金が入ってくるしくみになってるんだろうか。

もうひとつ、こんなに安く音楽が手に入っていいものだろうか?1曲が完成する迄にはもの凄いエネルギーと時間が費やされている。それが1000円で聴き放題、そして、じぶんの大好きな作品のために直接お金を払うって行為がなくなってしまうってのは、作品に対する価値感がいままでと根本的に違ってしまう気がするな。
いずれにしても、音楽産業にとっては、itunes のシステムが登場して以来の大きな転換期をむかえるだろうね。
ミュージシャンにとってますます夢を見られない状況にならないことを切にいのります。

Vol.4 音楽作品に対しての価値 2019.4.10

Vol.2 女子高生はPOPの天才!

このところの高校生バンドの成長ぶりには目を見張る物があります。オリジナル思考も強く、レコーディングしてCD販売するバンドが増えてきています。そんな中、目立つのは、女子高生の作る曲のPOPさ!キャッチーなメロディー、今時のティーンズの乙女ごころをつづった歌詞、単純な言葉のリフレイン、年頃の乙女の感性にはハッとさせられることが多い。
男子ももちろんがんばってはいるのだが、いかんせんこの年頃の男子は、背伸びしてかっこつけることにばかりに目がいっていて、等身大の歌詞とか、ストレートな表現が出来ないことが多い。演奏的にも、難しい事をやることが、美学的なところもあって、こなしきれていない印象が強いかな。女の子は、もともと体がやわらかいので、基本である間接の力を抜いての演奏ができるので、リズムもいいし、出音もいい。
そもそも、アーティストとしてのミュージシャンには女の人の方が向いているきがするんだよね、そのままつづければいいアーティストになるな~って子を何人も見て来たけど、女の子は卒業するとほとんどやめてしまうよね。現実的だからそれで食って行こうとはおもわないんだろうね。
別に食ってく必要はないから、ライフワークとしてつづけていってくれればいいなとおもうんだよね。
そんな事をテーマにwebではもう少しほりさげた内容書くので、そちらも是非みてみてください。

Vol.2 女子高生はPOPの天才! 2019.2.22

Vol.1 武勇伝的な!?

わたくし“しのぶ”栁澤 仁ともうします。
長らく村上を名のっておりましたので、村上さんと呼ぶ人が多いです。
名字変えたらお金かりられるようになるかなって、変えてみたけど、世の中そんなに甘くないのでありました。
伊那にグラムハウス、諏訪にロックハーツ、安曇野にスタジオジャングル、松本駅前にMole Hall & GNU を立ち上げてきました。
信州から、音楽を通じて、世界の人々が平和でハッピーであれるような展開を夢見てめざして、現実とのギャップと日々闘いながら過ごしている人間です。
信州の音楽カルチャーを盛り上げるべく悪戦苦闘してるわけですが、26年かかって、やっとやりたいことが出来る体制が出来て来たので、今年から大きな展開をすべくがんばってます。
てなわけで、やりたかった事の一つ、FREE PAPERでの
情報発信が、marsmoo too の中で出来る事になったので、
飛び上がるほどよろこんでおります。
主に音楽関連で発信していきますが、さすがに小さいコラムの中だけで表現しきる程の文才はないので、「続きはwebで」っていうこそくな手段にでたいとおもいます。毎回URLとQRコードをのせますので、そちらをのぞいてみてください。
実際、思っている事を文章で本当に伝わるように表現するのは、すごく難しいことですので、いろんなやり方を試しつつ、発信しつづけたいとおもいます。
まずは、恥ずかしながら、武勇伝的に、自分の歴史を勝手につづってみようとおもいます。では、続きはwebで w

@shinobin2
松本モールホール
松本GNU
伊那グラムハウス
諏訪ロックハーツ

しのぶの世界-Vol.1 武勇伝的な!? 2019.2.8

vol.14 かぶく

さて、2年ぶりに松本歌舞伎がやってきますね。歌舞伎というのはもともとかぶくの連用形で「異様で華美な風体を好み、色めいた振る舞いをすること」からきているようですね。なので、かぶき者といえば個性的で人とは違うことをする人って自分勝手に解釈してます。
そして自分はというと、かなりのかぶき者を自負しております。やはり人と同じことをしてもしょうがないと思うし、自分にしかできないことをやり遂げること執着しております。
日本人はどうしても無個性で人と同じようでいることや安定を求める人が多い民族だとおもいますが、その中でもかぶき者達がいろんな分野でブレイクスルーしてきたから今の科学の発展やカルチャーの充実がなされてきたのかなとおもいます。
今の人は、っていいかたはじじくさくていやなんだけど、昔にくらべるとかぶく人たちが少なく傾き方も少なく感じます。ますます無個性と安定をもとめる方向にいっているような気がしますが、もっとガンガン傾いて斜めにいって欲しいなとおもってます。
それには俺たち上の人間がもっともっとかぶいて見せないといけないと思うので、今後なおいっそう傾いていこうと思っている今日このごろです。 みんなでかぶいていこうー!