vol.28

marsmoo too vol.28 ときめきプリズム・デトックス号

第135号(昭和62年3月20日)
••• レッツゴー新聞
おしゃれなチャコールクレンズもやってます♡
••• BEYOND COMMON
12. ママにとっての平成
••• ジャスミンママ
Vol.15 毒出し
••• しのぶの世界
生きてるうちが…
••• タシコラ
この冬、2カ月ばかり渡仏しておりました。
••• 喫茶よこた
デトックス、毒、消化と排出。
••• MYC Matsumoto Yoga Club
デトックス一句
平成最後の年はやはり音楽のデトックスと再考ですね
••• ギターこぼれ話
毒々しく生きていこう
••• カンガモンの考えモン!!
今必要そうな、、
究極のデトックス
••• ぷんぷんの穴
みんな!あの 流し芝居 の季節だよ!
関ファーム日記
#6 歌うたいの出産
••• まつもと女子の横顔シリーズ
オナニくん
帯じゃないけど言いたいこと
••• オビの帯
inとout
••• 趣味趣味ラジオ

て〜い! 今回mootoo初の「ゆっくり作ります!」宣言させていただいき、1月に表紙撮影して、さてゆっくりやるか、と思った矢先に3月になっているという!パラレルワールドに遊びに行く暇もないね!みんなさんお元気ですか?いよいよ新号ローンチです!

今回、mootooのお題がなかなか決まらず。平成最後のになるんだなぁとか、あぁ平成時代の思い出よ〜とか、ほんとおかげさまで生きてるな〜〜泣!とかやってたら、すごい真面目な気持ちになってしまい、ぬねぬねしておりました。頭から出てくるお題がどれも恥ずかしい!で結局、すべて投げ捨てて、吐き出して、興奮気味に「デトックス号」で行ってみようと相成りました〜!パチパチ

レッツゴー新聞

第135号(昭和62年3月20日)

第135号(昭和62年3月20日)

妹 9歳/兄 17歳/姉 19歳/母 46歳/父 48歳/ババ 71歳/ゴー(猫)?歳

おしゃれなチャコールクレンズもやってます♡

セキが日々心がけているのは、毒をなるべく楽しめる、万が一ヤバイ毒まわっちゃってウヘ〜っていうときには1秒でペッと排出できる、そんな毒より強いマインドと体づくりです。
みんながいれば、どんな毒も怖くないです。そもそもみんなが最愛の毒であります!とか。言いながらお高い炭を毎日ペットボトルの水に溶かして飲むという、ハリウッドでも人気のおしゃれなチャコールクレンズもやってます♡年号が変わってもきゃわいくいきたいです!

さて、最近のマーズモーは、斜めちゃんが芝居の稽古小屋を作りまして(多分名前は座モー)、また雰囲気変わってます。駐輪スペースもできました(これも斜め作)。雑多屋ZUMOOは古市に出店したり、インスタ始めたり。カフェマモーではある意味精力的に投げ銭ライブを開催してたり、ほんと元気!タイミングでみなさんお立ち寄りください〜!


#自撮り部 はお久しぶりのハシヅメda!
the movie stand #NAVY #1stAnniversary #HiphopParty at GNU の日。
CanMakeだけで出来上がってそうな(ハシヅメ曰く) 大量の10代ぐらいのコたちに紛れて、
ちょいちょい松本の大人たちがゆるく遊んでるの、よかったなぁ〜!
@mikiseki_splice

12. ママにとっての平成

しのぶの世界

Vol.15 毒出し

Vol.15 毒出し

あまりネガティブな事が含まれる内容は発信したくないんだけど、今回はポジティブに転化するためにあえて毒だしします。
最近一番ショッキングな出来事ですが、松本のクラブとファッションカルチャーにおいて重要な役割をはたしていたお店が閉店してしてしまうことになりました。
地方の様々なカルチャーシーンにはキーになる人物が必ずいます。
そのシーンを引っ張っていってくれる人がいて成り立っているカルチャーがあります。
当たり前のようにあるそのシーンは一部の人がものすごくがんばっているから成立しているものばかりです。
ここ10年くらいの社会的変化のなかで、従来のカルチャー、主に音楽、ファッションなどの分野の衰退を感じています。
携帯やファストカルチャーなど、気軽に手にはいるものに押され、こだわってやる事が大衆的には評価されにくくなっているようになっている気がしますし、それに伴ってキーになる人たちの疲弊がみられるようになっています。
シーンを作り上げていくには莫大な努力と苦労がいります。もちろんそれを苦労とや努力とおもわないからこそやっていけているんですが、やってもやっても成果が上がらなく先が見えない状態が続くと精神的にダメージをうけます。
本来大好きで人生の中でライフワークとして捉えているものが負担や重荷と感じてしまうようになります。
最近いろんなカルチャーの人と話をする機会を増やしているのでどのシーンでも同じような悩みを慢性的にかかえているようです。
この問題を打破する特効薬みたいなものは多分ないとおもいますが、それぞれのキーになる人たちを有機的につなげていければ、突破口になるのではとおもっています。
そんな役割を自分がすべく今年は新しい展開をしていきます。
当たり前にあるシーンがある日突然なくならないように、みんなで支えていきましょう。
いいと思うものにはしっかりお金と時間を使いましょう。

生きてるうちが…

喫茶よこた

この冬、2カ月ばかり渡仏しておりました。

この冬、2カ月ばかり渡仏しておりました。
昨今あまたのバックパッカーたちが利用しているであろう、WwoofとWorkawayなるサービスを喜んで私も使ってみた訳であります。
これが、イソイソと観光地を転々とするショートトリップが性に合わない私にゃぴったりのものでして。お手伝いするかわりに衣食住(衣はたまに)を与えたろうという、ギブアンドナンチャラ的なものなので、お金もかからないし、その土地にのんびり滞在できるってなわけです。二兎追っても二兎手に入ってしまう時代ですね。
寒いのが嫌なので主に南仏あたりにおりましたが、別に寒かったです。なぜにフランスかというと、諸々の色々が重なり合った結果ナントナク行ってみました。何してた?というところでは農作業が多いですが、気持ち的にはその人の生き方体験ってな具合です。自分が選んだのが結局同世代の人たちだったので「おまえんとこライフスタイルどんな感じよ?」という興味だったのかな。だもんでハッシュタグに関しては「#友達できた!」あたりのラインですね。「どこもあんま変わらんな!」という感動といいますか。一番衝撃だったのは日本から持っていった福岡正信さんの本でしたからね。かっこわらい。
いま豊かな旅でまた一段と頭が軽くなった気分ですので、さてなにしよう?の境地ですね。
今年もよろしくです。

MYC Matsumoto Yoga Club

デトックス、毒、消化と排出。

デトックス、毒、消化と排出。

今まで無知により、その後長く苦労をすることが多々ある。毒出しはまさにそうだと思ってみる。
毒=身体に有害なものが溜まれば溜まるほど、出すのに時間が掛かる。そもそも毒を入れていなければよく、はたまた毒が入ろうがすぐに出せていれば困る必要もなかった。しかし、そんな身体の機能は麻痺し、結果蓄積していくのが今までの状況なのだろうか。世間がデトックスという言葉を使用するのであれば、毒を排出できていない身体をまずは振り返りましょうと繋げてみたい。

毒出しと聞いて、消化と排出と読む。息子のアトピー性皮膚炎への治療を通じて、それらについてとても勉強できたことを思い返してみる。彼は本当に全力で排泄していたし、今もしている。その作用を精一杯補助して、伸ばすことをが最終的に皮膚炎にならないような土台の整備となる。そうすることで夫婦で乗り越えれた。もう動揺することがなくなった。毒を出せる環境になる。腸内環境が重要だったと知れてよかった。

矢萩篤史

デトックス一句

ギターこぼれ話

平成最後の年はやはり音楽のデトックスと再考ですね

平成最後の年はやはり音楽のデトックスと再考ですね♩ 今の社会状況は最悪に向かっているので誰しもが、見たくないし、話題にもしたくないのが本音ですね、これからの世の中がどうなって行くのか子供達はどうやって生きてゆくのか、正直わかりません♩ ひとつ言えることは毎日が生と死のバランスですね、日常と非日常の折り重なる渦巻きの中で人は毒を取り込んだり、熱を出して解毒したりして生きている♩ 私には幸いすぐ側に音楽があるので人生が楽しく過ごせる♩ 人其々の人生にはちゃんと、汚れたら綺麗に洗い流す能力が備わっているのでそれを発見できると、デトックスも楽しめる♩ 社会の毒は我々大人の全員の責任とつくづく思う今日この頃であり、平成を生きてきた大人がリセットする時期でもある♩ 音楽について言えば、楽器で奏でる音ひとつに無限の表現がそこにある♩それを選ぶのは演奏者であり、作曲者である♩ 聴き手はその音を感じとるが、今はそれだけの時代では、なく、あらゆる音が押し寄せる♩音楽の再考をデトックスとしている、音楽を表現する場所も時代で大分変わってゆ♩ ライヴハウスを筆頭に様々な場所で演奏活動が行われているb野外コンサートも規模は大きく楽しみかたも変化したb はてさてそんなときに疑問に思うのは自分が主体として生きている職業がかけ離れた存在になっている人がかなりいる、この歪みはどこから来たのだろうか?生活と言う概念も50年前とは明らかに違う♩ 何故ボヘミアンラプソディーがあんなに騒がれヒットするのだろう?#MeTooは何故できたのだろうか?日本の税金は他の国に比べて何故高いのだろう?何故日本を出国するのに¥1000払うのだろう?病院に入ると待合室はいつも患者が大勢いるのは何故?買い物行くのに、コンビニやスーパー位しかなく、小売店が潰れるのは何故なんだろう?人は何に向かって行くのか、それともなにも考えないのか、楽しみとは何なのか?
クリアに成れない自分がソコにいる。政治は何故大衆から離れた場所にいるのだろう?
お金の価値は何なのか?ところで元号はなんなんだろう?国民投票で決めれば良いね♩

カンガモンの考えモン!!

毒々しく生きていこう

毒々しく生きていこう

デトックスと聞いてまず思い浮かぶのが「毒」。毒っつってもはいこれ毒ですって出されることってあんまないし、色んな毒があると思うけどそもそも毒ってどっからが毒?まぁでも毒ってのももはや飽和状態じゃんね。地球上で一杯になっちゃった毒をたらい回しにしてるってゆーか。今時代毒からは逃げれないし、毒から身を守ればどこかに毒は回ってしまうじゃ?
こんな話を大工さんがしてたんだけど、とにかくお客さんが自然のものだけで家を造りたい!と。今の家って密閉性が高いから家が呼吸できるように壁と壁の間に防湿シートっていうのを張るわけ。(土壁とかログハウスとかは別か?)ただどーしても自然素材の防湿シートが当時なくって、やっとこ見つけたのがまさかの羊の皮。試しにその家全部羊の皮を張るとして計算したら羊1000頭分の皮だって。うーん…。難しいねぇ。自然派って言われてもねぇ。
そりゃ良いに越したことないかもしんないけどあんま考え過ぎも毒ってことすかねー。
そもそも人って毒々しい生き物だし、その中で生きてくには人の毒々しさってある程度必要つーか、強さでもあんのかなーって。毒々しい人みると、あーこいつ生物として強えーなーって思っちゃうもん。だし、毒持ってないとペロっと喰われちゃいそーじゃん。フグみたいに。となるとやっぱ人の毒って色んなものから喰われるのを防ぐ防衛反応?うーん…。まぁ毒抜きも程々にして必要な毒といらない毒とでバランスとって毒々しく生きていこう!

今必要そうな、、

今必要そうなのはスマホ手放しデジタルデトックス。目の前の相手に対してすべての時間と精神を割ける事って、最近結構貴重…!marsmooの円卓でのコーヒーディスカッションタイム恋しい。
平成終りの春の始まり、MOCKYと坂本慎太郎という私的2大デトックス音楽の2マンに行くのがとても楽しみです!

@manamiyoshizaki / Illustration: Kazaho Furusho

ぷんぷんの穴

究極のデトックス

ぷんぷんね、1年くらい前かな…パートナーに衝撃の告白をされたの。ぷんぷん、数年前にモートゥーでパイパン宣言してたでしょ。飽きてすぐ生やしちゃったんだけど、パートナーから「生えてきて気づいたんだけど、オレ…剛毛フェチだと思う…最高♡」って言われたの。もー!早く気づいてよ!早く言ってよぉ!エロ検索ワードが「剛毛」なパートナーにはびっくりだけど、パートナーの逸材になれてハッピーだわ。
おかげさまで、すっかり胸を張って世間やいろんな所からはみ出しっぱなしのぷんぷん。気づいたら平成も終わっちゃうんだって!
日本の近代史では唯一戦争がなかった時代だったけど、ぷんぷんにとって平成は激動過ぎたわ…
激動だったぷんぷんだからこそ、平成の最後にみんなの疑問に答えを出すわ。
「なぜ、あんな所に陰毛が…」
陰毛って自分より背の高い電気の傘部分、開いた本の中…数えあげたらキリがないくらい、理解不能な場所に現れるわよね。それはなぜって
アイツらの正体は宇宙人なの。
つまり地球外生命体ね。

ほら!そうしたら全てが納得いくでしょ。
しかも
「こんな所に誰の!」って争いも
「わ、私のじゃないよ!」
っていう恥じらいもなくなるでしょ。ぷんぷん10数年前に気づいてからは、すごく平和な気持ちで彼らに接しられるようになったわ。
「あ、いたね。宇宙人。」来てくれてありがとう。的な。
新時代が来るんだもん。
固定概念にとらわれず、テンション高めにスピード感あげてイかないとね。その為には平成のうちにデトックスが必要ね。
何かを超えていけない人間は、キチンと堕ちきったらいいんじゃないかしら。堕ちきるって、どうやっても超えられない何かがある人間にとっては、次のステージへ進むための究極なデトックスだと思うの。
堕ちきって、自分の生命力、自分の本能を真っ直ぐ見つめて、生と性に感謝しよ。

そういえば、坂口安吾も
「堕ちきることにより自分自身を発見し救わなければならない」って書いていたっけ。
あとは平成を代表するギャルのプレゼン能力の高さを学び、臭いモノには蓋をせず「くっさーい」と叫び、どんな宇宙人に遭遇しても対応できる柔軟な心を持ち、興奮気味に新時代に備えよ〜!

みんなぁ〜。新時代!
いったれ!!!

みんな!あの 流し芝居 の季節だよ!

みんな!あの 流し芝居 の季節だよ!

〈ご利用方法〉2019年4月末まで、松本市街の飲み屋を中心に定期的に流し芝居を巡業いたします。スケジュールはtwitter @norabou_で
ご確認ください。ご要望に合わせて出張もいたします。飲み屋で、お家で、宴会で、ぜひご活用ください。(フライヤーより抜粋)

関ファーム日記

まつもと女子の横顔シリーズ

#6 歌うたいの出産

 祝祭的といってもいいほど気持ちよく晴れた日だった。分娩台の後方にある窓からは、美ヶ原の頂上に建つ鉄塔が輝いて見えた。無口で有能な女性産婦人科医が適切に指示を出す。助産師たちがあわただしく動きまわる。その中心で、君は声を上げた。三十七年の人生でいちばん大きな叫び声だ。でもそれは、苦痛にうめく者の叫びとはまったくちがうものだった。すっと立つ樹木のように芯のある、伸びやかな声。君は喉を開放し、いつものように身体を一本の楽器にした。そして歌った。分娩台の上で、腹の底から歌い続けた。次々と襲ってくる巨大な痛みを宙へ解き放ち、十か月のあいだ胎内で守ってきた小さな命を無事この世界へ送り出すために。
 出産の一週間前の妊婦検診で、お腹の子の首にへその緒が巻きついていることを医師から告げられた君は、ある恐怖にとらわれていた。それはかつて体験したことのない恐怖だった。妊娠してからというもの、どれもこれもまったく新しい体験の連続だったのだけれど(つわりというものがあんなにも酷いものだったとは!)、その恐怖は別格だった。〈出産はとっても効果的なデトックス〉みたいなネット記事をいくら読んでも、それが払拭されることはなかった。それどころか、ますます大きくなるばかりだった。
 出産中、私のへその緒が原因で、この子の身に何か起きてしまったら?
 それが原因かはわからないのだけれど、君が三回目に深く大きくいきんだ直後、異変が起こった。お腹の子の心拍数が半分以下に下がってしまったのだ。分娩室の雰囲気ががらりと変わった。女性医師の表情がみるみる険しくなり、助産師たちは胎児の心拍数を計測するモニターを見つめながら息を飲んだ。緊迫した、重々しい空気があたりを包んだ。明らかに何か悪いことが起こっている。おそらく、とても悪いことが。
 そのときだ。
 危険を察知したのか、母としての本能なのか、君はお腹の子の名前を呼んだ。
 彼女の名を、二度、力づよく呼び、言ったのだ。
「こっちだよ。出ておいで」
 すると不思議なことに、お腹の子の心拍数が上がりはじめた。まるで君の呼びかけに答えるかのように、彼女の小さな鼓動がふたたび高らかに歌いだしたのだ。
 数値が元の値にもどると、分娩室の雰囲気が柔らかくなった。医師も、助産師たちも、ほっと息をついて表情をゆるませた。なかには笑顔をうかべて声を上げる者もいた。君はといえば、額から大粒の汗を幾筋も流しながら歌い続けていた。娘の鼓動に和するように。それをしっかり守るように。
 やがてショートカットの若い助産師が満面の笑みを浮かべ、君に向けて大きな声で叫んだ。豊かな黒髪に包まれた娘の頭が、この世界へ出てきはじめたのだ。
 数分後、産声が分娩室に響きわたった。歌うたいの母によく似た、芯のある伸びやかな泣き声だった。

オナニくん

帯じゃないけど言いたいこと

趣味趣味ラジオ

inとout

ナビゲーター 本橋卓卓卓

 毎度おなじみ趣味趣味ラジオのお時間がやって参りました。少しの間ですけどね、私本橋卓卓卓の気ままなおしゃべり書き起こしにおつきあい頂く30分のプログラムです。え? 読むのに30分もかからない? それは良かった! あなた今日ツイてますよ! ラッキーカラーはとうめいです。さて、私こと本橋卓卓卓といたしましては、数年前に思い立って、これまで自分の脳みその中にinputしまくって溜めこんできた事柄を表現outputしようと試みているんですよ。いわゆるマイブームというやつですね。いわゆるといっても、マイブームって言葉はみうらじゅんさんの制定した言語ですかね、ほんとはいわゆるとか言っちゃいけない。でも言っちゃう。なんでしょうね、このテイタラクぶり。私の。2019年の5月でこんど43歳になるんですけどね、私。40も過ぎると、ハートのハードディスクもたっぷり一杯に溢れそうになってきているなと年々感じていましてね。もうそろそろ限界だな、と思って、ついに思い立って、それからこの2年間、表現outputするタイミングがあれば積極的にoutputすることにしようと努めているんですね。もとより「知識溜め込み型」を自認していまして、これまでなんども溜め込みすぎていることに不安な気持ちになっていたのですが、自分のことゆえ、不安かどうかもわからなく始末だったんですね。
 それで結果としては、積極的にoutputし始めたら脳内フォルダーも少しずつファイル圧縮整理、ゴミ箱へのドラックもはかどるようになったようでして。脳みそという名のハードディスクの空き容量もだいぶ余裕ができてきて、おかげで、output作業がはかどればはかどるほど、近年滞りがちであったinput作業もむしろスイスイはかどるようになってきた。「inputがはかどりすぎちゃったら、元の木阿弥じゃないの!」と思われるかもしれないけれど、いまはoutputがほどよく機能しているので、いままでのように仕分けせずにハードディスクに溜め込み放題だった駄inputスキルも改良され、不要ファイルは即ゴミ箱へ放り込むようになったし、仕分けにもだんだん慣れてきたら、inputする前に不要な情報はお払い箱へと判断するスキルが徐々についてきたので、ゴミ箱へのドラック機会も減ってきてなんだかエコロジーでしょ! と、maa… エコはともかく、inとoutの循環が巡ってるcycleがグルングルン回ってきた気がして、なんだか調子がよい。という気がするわけです。
そんな気分なので、今日の1曲は、当時は「ポストコルトレーン」とか、ハービーハンコックやなんかと一緒にざっくり括られて「新主流派」とか言われていたというサックスマン=Joe Hendersonの’64年のわりと地味な、(というのも、同年おなじBlue Noteレーベルに吹き込んだ「Inner Urge」のほうがワンホーンだし、そして”Isotope”という彼の代表曲のひとつであるオリジナルチューンが収録されていたり、”Night and day”の名解釈だったりナンなり…の理由から「In ’n Out」は影に追いやられている…、というのがプレイヤー寄りのジャズ好き界隈での本盤の評価、いやでも、レコードをスピンする方面のジャズ愛好家からしたら名手ケニードーハム入りの2管フロントのこっちのほうが良いという意見もあるし、maa…どっちも最高なんですけどね、結局‼︎)もとい、地味だけど傑作なクインテット作「In ’n Out」からB面2曲目「Short story」をお送りいたします。作曲はくだんのケニードーハム。yeah…この人はハードバップらしさ全開の良いメロディ書くんだ。ドラムスはコルトレーン・クインテットでおなじみエルヴィンジョーンズ。ピアノも同じくコルトレーン・バンドからマッコイタイナー。こういった人選からみてみても、当時Blue Noteがポスト・コルトレーンとしてジョーヘンダーソンを売り出したかったのかなァ、なんて思ってしまうんですけどね、はいそれではまた次の放送まで、inとoutに勤しみます。